ちょっと行ってみたいところ − その3. クリスマス島

2014年12月23日 21:00
 

クリスマス島

子供の頃には、よく世界地図を使って地名探しをしたものですが、皆さんはどうですか?
 
その中で「クリスマス島」探しは、割とお約束だったのではないでしょうか。
まだ探したことのない人は是非。
 
実は、人が住んでいる「クリスマス島」は世界の海にふたつあって、そのうちのひとつはオーストラリア連邦に、もうひとつはキリバス共和国に属します。
 
ありふれた名前だけあって、他にも人が住めないほど小さいものや、湖に浮かんでいるもの、川の中にあるものなど、いくつもあります。
島でもない土地の名前にも使われているかも知れません。
ローカルのものを含める、どれくらいあるのでしょうか。

オーストラリアのクリスマス島

オーストラリアのクリスマス島
Christmas Island
インド洋に浮かぶ島で、インドネシア領かと思うくらい、インドネシアに近い。
東西に約20km、南北に約18km、人口は1500人ほど。
 
産卵期のカニの大量上陸で知られています。 下の画像ですが、ちょっと怖いですね。

キリバス共和国のクリスマス島

キリバス共和国のクリスマス島
Kiritimati (Christmas Island)
キリスィマスィ島。(現地の発音になっています)
太平洋の三つの諸島からなる、キリバス共和国に属する島。
 
東西に約55km、南北に約50km、人口は5600人ほど。
天日干しの塩で有名。
 
今回は、こちらのお話です。
国際宇宙ステーションから撮影したキリスィマスィ島
国際宇宙ステーションから撮影したキリスィマスィ島

キリバス共和国

キリバス共和国地図
キリバス共和国地図 wikipedia
キリバス共和国は太平洋のほぼ真ん中にある、三つの諸島からなる国です。
三つの諸島は、
 
 ギルバート諸島
  フィジーの北およそ1500kmにあって、16の島と環礁からできています。
  そのうちのひとつ、タラワ(Tarawa)がキリバス共和国の首都。
 
 フェニックス諸島
  ギルバート諸島から東に1000kmにあって、8つの島と環礁からできています。
  そのうちのひとつ、カントン島にのみ人が住んでいます。
  ほぼハワイとフィジーの真ん中で、赤道直下といってもよい場所です。
 
 ライン諸島
  フェニックス諸島からさらに東に1000kmのところにあり、ハワイのまっすぐ南となります。
  北、中央、南の三つの諸島に別れ、そのうちの北の3島、南の5島がキリバス領。
  人が住んでいるのは、キリバス領である、北ライン諸島の3島のみです。
  そのうちの最大の島が今回取り上げるクリスマス島=キリスィマスィ島です。
  クリスマス島はまた、世界最大の環礁でもあります。
 

日付変更線

日付変更線
日付変更線 ©GraphicMaps.com
キリバス共和国は日付変更線をまたぐような位置にあるため、日付変更線の方がキリバス共和国を囲うように折り曲げられています。
 
地図を見ると、太平洋の真ん中で、日付変更線が複雑に折れ曲がっているのが分かりますが、それはキリバス共和国のためです。
 
このため、キリバス共和国の最東端にあるクリスマス島は、ハワイの真南にありながら、ハワイ時間+1日という時差を持っています。
もう少しわかりやすく言うと、世界で一番早く、次の日付となる島です。
 

島の歴史

クリスマス島は有史以前から、基本的には無人島だったようです。
ただ、ポリネシア人がタヒチからハワイに航海するときの中継地として、時々利用していたようです。
 
それは遅くとも西暦400年頃には始まり、西暦1000年頃まではわりと定期的に利用されていました。
古代ポリネシア人の遠洋航海能力には脅かされますね。
 
西暦1200年以降になると、定期的な航海は少なくなりますが、代わりに島への定住者が増えていったと考えられています。
定住したのは、ミクロネシア人だったということです。
 
最初にこの島を見つけた西洋人は、エルナンド・デ・グリハルバというスベイン人で、1537年のことでした。
彼は海図に、この発見を残しています。
 
後にこの海図を証拠資料として、スペインの研究者がこの島に対するスペインの領有権を主張しました。
(しかし、時のスペイン政府が同調せず、不発に終わりました)
 
クリスマス島の名前は、かの有名なキャプテンクック(イギリス人、Captain James Cook)が、1777年の12月24日(クリスマスイブ)に訪れたことに由来します。

第二次世界大戦

第二次世界大戦中は、この島は連合軍により占拠されました。
 
この島は、攻撃の拠点というより、日本軍に取られたらハワイ攻撃の拠点にされるから、という意味で重要でした。
囲碁や将棋と同様、敵の打ちたいところに打て、ですね。
 

冷戦時代

第二次世界大戦後の冷戦時代には、この島の周辺で核実験が何度も行われました。
 
引用
1957年〜1958年にイギリスが、1962年にアメリカが、それぞれ大気圏内核実験を行った。回数は合計で20回以上に上る。実験は全て島の南東側、もしくは島から離れた場所の高空で行われ、さらに卓越した東よりの貿易風のために、島に放射線の影響は少なかったとされるが、当時の島民、又実験に立ち会った多くのイギリス人兵士の間に放射能によるものと思われる疾病が後に広まり、実験期間中クリスマス島で役務についていた部隊から訴訟が起こされることになる。

その後、1979年にキリバス共和国の一部として、独立します。

クリスマス島の塩

普通の人でも知っている、といえば、「クリスマス島の塩」かも知れませんね。
 
近くに島がほとんどないことから海の水が清く、サンゴ礁のおかげで栄養豊富となっている海水を、火力で煮詰めることを一切しない、天日乾燥で仕上げます。
カルビーの期間限定商品にも使用されましたね。
 

カルビー 「クリスマス島からの贈り物 」

期間限定なので、今は売っていないようです。
 

観光・風景

とにかく、シチュエーションが素晴らしい、羨ましい。

 

ダイバーにも人気です。

どうやっていこうか?

行き方は、二通りあります。
ひとつは、ハワイ・ホノルルを経由する行き方で、もうひとつはフィジーを経由する方法です。

ハワイ・ホノルル空港経由

日本からハワイまでは省略して、ハワイ〜クリスマス島の便の情報を書いておきます。
 
  ホノルル→クリスマス島
  毎週火曜日 12:00 ホノルル発 ーーー 便名:FJ823 ーー 15:10 クリスマス島着 飛行時間3:10(B737)
  クリスマス島→ホノルル
  毎週水曜日 07:35 クリスマス島発 ー 便名:FJ822 ーー 10:50 ホノルル着   飛行時間3:15(B737)
 
週一往復です。
お急ぎなら、火曜日に行って、水曜日に帰ってくることもできます。忙しい人にピッタリですね。
・・・そんな訳はないですね。普通の人は一週間の滞在です。
 
コードシェア便もあるけど、実際の運行はこの便です。
 
ちなみに、ホノルル〜クリスマス島の間で、日付変更線があるので、行きで一日進み、帰りで一日戻ります。
日本から行く場合は、日本からハワイまでで一日戻り、ハワイから日本で一日進みます。
ややこしいですね。
 
料金は、ホノルル⇔クリスマス島間の往復で20万円前後でした。(expedia.co.jp調べ)
(料金は利用日などの条件によって、かなり違います)
 
参考
Tue 12:00 Honolulu (HNL) M 15:10 Kiritimati (CXI)
Fiji Airways FJ 823 Non-stop Boeing 737-700 (73W) 3:10 Effective 2014-11-25 through 2015-03-31
Wed 07:35 Kiritimati (CXI) 10:50 Honolulu (HNL) M
Fiji Airways FJ 822 Non-stop Boeing 737-700 (73W) 3:15 Effective 2014-11-26 through 2015-04-01


フィジー・ナンディ空港経由

  ナンディ→クリスマス島
  毎週火曜日 23:59 ナンディ発 ーーー 便名:FJ822 ーー 06:35 クリスマス島着 飛行時間4:36 (B737)
  クリスマス島→ナンディ
  毎週水曜日 16:10 クリスマス島発 ー 便名:FJ823 ーー 19:30 ナンディ着   飛行時間5:20(B737)
 
こちらも、週一往復です。
そしてよく見ると便名が、ホノルル便とよく似ています。 行き帰りで入れ替わっているだけです。
 
本当のことを言うと、ホノルル⇔ナンディの途中でクリスマス島に立ち寄っているんです。
こちらの経路でも、(とんぼ返りもできますが)一週間の滞在となります。
 
ただし、日本の空港からフィジーへの直行便はありません。
仁川か、香港経由となります。
 
料金は、ナンディ⇔クリスマス島間の往復で11万円台でした。(expedia.co.jp調べ)
(料金は利用日などの条件によって、かなり違います)
 
参考
Tue 23:59 Nadi (NAN) 06:35 Kiritimati (CXI)
Fiji Airways FJ 822 Non-stop Boeing 737-700 (73W) 4:36 Effective 2015-01-20 through 2015-03-31
Wed 16:10 Kiritimati (CXI) 19:30 Nadi (NAN)
Fiji Airways FJ 823 Non-stop Boeing 737-700 (73W) 5:20 Effective 2015-01-21 through 2015-04-01

まとめ

空から見たラグーンは、さまざまな深さの青を湛えて美しく、いつも憧れと畏れを抱いて見ています。
こうやってバーチャルに紹介するだけでなく、いつか必ず行ってみたいと願っています。

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